marriage 83
ザラザラっとした表面質感のK18ピンクゴールド。
まばらな光沢を放ってくれるこの質感は、ギラギラし過ぎずでもなぜかキラキラしていて…
遠く北海道より、ご依頼に来て頂いたお二人。数年前にもペアリングやキーホルダーなどを、オーダーで制作させていただいたお二人に、結婚指輪も作らせて頂ける事となりました。勝手に、感無量です!
奥さまはK18ピンクゴールド、旦那さまはK18ホワイトゴールドのリング。なんだかリボンの様にも見えますが、、、実は奥様の頭文字の『K』の文字を表しております。打ち合わせ当初、奥さまは『K』のこの形にしたいとのご希望を持って来られておりました。
今まで作らせて頂いたオーダー品の中で、ハドルとしてはある意味変わりダネなブローチなのかもしれない。楓の葉に葉脈を入れ、それらを整然と重ね合わせたデザインを。と。ハドルはニュアンスや質感や配置感覚でやってきたブランドなので、リアリティーをあまり意識してこなかった。
年末ちかく、以前からお付き合いのある友人からの電話。「オショガツにプロポズしたいのだけト、なんとかなりマシュか?」(←外人)なる訳ないだろ!「トクて打ち合わせに行けないダから、デザインはオマカセしたいのだけドゥ…」…
旦那様のリング(左)はボリューム感のあるK18ホワイトゴールド。様々な形・大きさの面を出し、不均一な表面のフォルムに。その上からマットを当てる事により、重厚さと上品さが出ました。
すごくキレイなプラチナのリング。ハドルのリングのほとんどには、何かしらの質感を付けてあります。今回お客様のオーダーは、特に質感を付けないキレイな2.0mmのリング。でも実はここにも密かに、ハドルならではの手が入っております。
ザラついた質感、ボコボコの質感の2つの顔を持つK18ピンクゴールドのリング。少し厚めのピンクゴールドは、存在感があります。くるくると回る度に色々な質感が出てきて、楽しい。表面をマットにしており、光沢感を抑え目にしてあります。
マットの当たったプラチナは非常にキレイ。金槌のボコボコとした表面とスモーキーなマット特有の色目の相性はバッチリ!奥様(左)は細めの線で柔らかなイメージ、旦那様(右)はエッジを立て、しっかりとしたイメージに。同じ鎚目の入れ方でも、フォルムが違うだけでこんなにもイメージが変わります。