marriage 32

マリッジリングは日常使いのリング。
末永く使用する事も考えればおのずと、飽きのこないシンプルなデザイン・軽くて着けやすい重量・後々サイズ変更のできる事など、ある程度の規制が必要となります。

このマリッジリングは、過去作らせて頂いた中でも最もその規制から外させてくれたリング。



旦那様のリング(左)は厚み、幅が3mm程度(シンプルなリングでだいたい1mm~2mm)もあり、重量は相当なもの。
奥様のリングでも厚いところでは2.5mmほど。

形をとにかくいびつにしたいという事で、どーしようかと悩んでいた時に、ふとご提案してみました。
「お子様にデザインしてもらいませんか?」
打ち合わせ時に、当時1歳にも満たないお子様を連れて来られておりました。
子供の書く円は、非常に独特。
大人の『狙って書くいびつさ』とは全く違う、絶妙な揺らぎがあるはずだと考えたのです。


そして出来上がった線が、コレ。
少々お手伝いもされておりますが、やはり僕には書けませんでした!
この中で右端の二つを選択。

この形を、リングとして使える最小限の形にデフォルメして、ワックスをゴリゴリ。
デザインに合わせて厚みもランダムに調整しつつ、フラットな部分も極力減らして、ゴツゴツ感を満載に。
フォルムがガタガタしているお陰で、下の写真のように、様々な表情が現われてくれました!

大人になったら、自慢してくれ!
登稀くん、このリングのデザイナーは、キミだ!

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