オーダー家具を作る傍ら、週に数日、ハドルに働きにきてくれております。
モノ作りをしている彼にとってハドルの仕事は、いちメーカーを眺める良い機会なのだと思う。
技を自分のスタイルに落とし込む力、デザインをかみ砕く力、3年間のハドルでの働きを見て、彼は職人として非常に大切なものを持っているのだと思っています。
僕たちのアクセサリーは、どちらかといえば予定調和のない、その瞬間のニュアンスを形にしている。
たけど彼の作る家具はキッチリと整然とされていて、1人の人間がよくその2つの、ある意味では真逆とも取れる現場を行き来できるなぁと感心するのです。
表に出る機会がなかった彼に『もっと沢山のひとに見てもらうべき!』と焚き付けてきた僕たちの言葉は、実はどこか自分たちにも向けた言葉でもありました。
今回は、オーダー家具ではなく八田進治のオリジナル。
ここから、彼の核心が形成されてゆくのだと思うと、非常に楽しみなのです。
『ハドルな人々。』 家具 : 八田進治
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2014/07/18 ~ 07/22 BAL神戸 6F ギャラリー33