前述のピアスのリングバージョン。
この、ガタついたフォルムが指に乗ると、これまたカッコ良い。
にゅんっと上下に飛び出るバーには、ひっかけ要注意!
着用感も踏まえて短くする事も考えましたが、やっぱりこの長さ、とても大事でした。
6つのパーツに分かれる、とてもとてもボリュームのあるリング。
パズルの様に組み合わせることが出来、バラバラに着けて頂く事も出来ます。
重ねた時に少しづつ出来る隙間をわざと作る、製作時に案外計算が必要なリングなのです。
上下の寄り線のリングが、非常に利いています。
シルバーの幅13mm程のリング。
案外この幅のリングを作った事がなく、僕たちとしても、とても新鮮でした。
幅がある分、厚みを抑えており、軽やかに着用頂けます。
凹凸感のあるK14ゴールドフィルドの輪をあしらっただけなのですが、その潔さがまた、古代を彷彿とさせてくれ、とても素敵です。
上のリングと同じ幅、シルバー1色のリングです。
そう言えば、シルバー素材だけのデザインは、かれこれ3年ほど出していませんでした。
シルバーの粒玉が、結構、ぷっくり出ています。
全体に当たったマットがまた、主張しすぎず程よい光沢感を出してくれています。
今回はこの連粒が大活躍。良いアクセントとなっております。
上の2本と、またまた線の幅・厚みは一緒。
ただしこのリングには、お家の扉のような形の、一箇所飛び出た部分が。
この、ぷくんとしたフォルムが利いております。
片方にはK10のちいさな玉を、
もう片方にはK14ゴールドフィルドとシルバーの線を走らせ、正面からチラッと見える装飾がまた、カワイイのです。
余談中の余談ですが。
ちょうどこのリングを作っていた頃、とあるRPGをしておりまして、まさにこんな扉に入ろうとしたら、その中に居たじいさんに『よそ者は帰れ。』と罵られたばかりでした。
その事を興奮気味に嫁子供に伝えたところ。「知らんがな。」と一蹴されましたとさ。