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DIARY

雑記

先日アップした、『marriage 35』の追伸としてもともと書いてた記事なのだけど、なんだかいろいろと書きたくなってきたので別記事で。

marriage 35』のような甲丸形状(円をスパッと割いたような半円の断面)で鏡面仕上げのつるんとしたリングは、いわゆる“かまぼこリング”と呼ばれ、ひと昔前は、「結婚指輪といえば、プラチナのかまぼこリング」と言われていたようです。
現在はデザインの多様化に加えて、金の価値がプラチナを追い抜いてしまったこともあり、今やデザインや素材も様々。

かまぼこリングには造形としての美しさも当然ありますが、それとは別に「結婚指輪とは、コレ!」という、形状としての脳への刷り込みもあると思うのです。
ですから甲丸形状のリングを作る時、不思議なもので作っている僕自身が「えぇ、おれ、今、結婚指輪、作ってるっす!」という、安心感にも似た気持ちになるのです。
非常に面白い感情の動きだなぁと思う。

その安心感のある、スタンダードと言われてきた形状で、素材や質感でいかに遊べるか。
日常使いというの枠の中で、奇をてらわずに、いかに主張できるか。
この辺りが、これまでもこれからも、僕たちの核となる部分なのです。

今までマリッジリングを作りに来ていただいたお客様の中で、非常に多かった声は、『デパートに見に行っても、どこも一緒で、キレイすぎてピンと来なかった。そしてイロイロ探してみて、ココにたどり着きました。』というお言葉。
ものすごく嬉しいのです。

僕たちはハンドメイドのいびつな質感を大事にしてきたブランド。
キレイなアクセは、機械が作ればいい。
直角が90°である美しさより、円が真円である美しさより、創作というライブから生まれる歪みの方がよっぽど大切なのです。
僕たちにとっては。

今まで40組近くのマリッジリングを作らせて頂いたのですが、ありがたい事にもれなくと言って良いほど、このニュアンスを理解して頂けており、本当に幸せに思います。

よっし、もいっちょ、頑張ろ!