のりたけという男が居る。
彼と久しぶりに電話で話した。
実際に声を聞くのは、おおかた半年ぶりぐらいかもしれない。
現在東京で、イラストレーターとして活躍している。
中学の同級生。
陰湿な類の、悪友。
電話の内容はいつも近況報告。
最近、お仕事の部分と挑戦の部分、野望、非常にいいバランスで動けていると。
海外での活動も出来始めているらしい。
なぜだろう、のりたけの活躍は、まるで我がごとのように、嬉しい。
そんな彼との会話の中で、ほんのふとした言葉がものすごく残っている。
『12年経って、やっとやで。』
独立して7年。
僕はこの言葉で、最低でもあと5年は頑張れる。
と思った。
のりたけという男は、偉大なる、陰湿な類の、悪友です。