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DIARY

あらたなる

コレ、なーんだ?

前に少し書いたことがあるのですが、楽しいオーダーメイドのひとつ。

ある時、“他にはないリングピローを作って欲しい”とのご依頼がありました。
結婚式の人前式のセレモニーのうちのひとつに、『リングリレー』というものがあるそうです。
僕も周りの人も知らなかったので、メジャーではないのかも。
指輪の交換の際に、ゲスト全員が長~いリボンを持ち、そこにリングを通して参列者ひとりひとりがリングを手にしながら新郎新婦の元まで運ぶというものらしい。

明日、その人前式を挙げる新婦さんからのご依頼。
リングリレー用のリングピローなのです。
スクエアカットの特大ガラスの上にお二人のリングが。
リボンに伝わせるのではなく、手から手へ受け渡してもらいます。
大きな杯を回し飲みするように。(おそらくもっとキレイな表現があるのでしょうが。。。)

そもそもの始まりはディスプレイとして使っていた、手作りのカギが沢山ぶら下がったカギ束があったのですが、そのカギ束のイメージが始まり。
始まりはすんなり決まったものの、そこからが大変でした!
一、 リングをどの様に固定させるのか
一、 そしてどの様に飾りつけるのか
一、式後でも自宅でも使えるようなような、実用的でありながらステキなオブジェであること
一、そしてもっとも肝に銘じなければならないのが、リングを際立たせるということ(リングが主役ですから!)
と、多角的にデザインしていかなければならなかったのです。



実はコレ、二つに分かれマス。
一見じゃらじゃらと付いたカギ束のようですが、その中には
・お鍋
・タオル
・携帯電話
・ハブラシ
・耳かき
・洗濯モノ
・ミトン
・きんちゃく袋(3つの袋にちなんで)
と、生活に密着したチャームがちらほらと。
(今思ったのだが、箇条書きしてみたらなんだか『お泊りキャンプセット』みたいだな。)

この束とガラスのリングピローをドッキングさせた状態が、一番上の写真なのです。


このオーダーにはイロイロな事を勉強させてもらいました。
アクセサリーではないという、新しい可能性と楽しさ、引き立てるという事の難しさ、ポップ感とラグジュアリー感のバランス感覚、単純に『リングリレー』なるモノがあるということ、そしてある程度何やってもいーんだ!ってこと。

ご依頼主さんの「他にはやっていない事をしたい。」という、その感覚から始まったこのお仕事。
僕たち自身もそう思いならモノ創りをやってきたので、大変嬉しい限り。
この感覚は、更に僕たちの核となった様な気がしております。

よいご結婚式を!

あ、ちなみに問い合わせがあってはいけないので書いておきますが、写真の指輪は僕たちが作った訳ではありません。
ただ偶然ながら、僕たち夫婦がスキなイギリスのブランドのもので、実際に見れて感激でした!